amazonのアカウント履歴の「税金」の金額は、仕訳の販売手数料a/cに加減算しなくていい理由は?

問題の所在

下のamazonのアカウント履歴(=monthly summary)の冒頭を見ると、収入ー支出ー税金=振込み、と表示されている。(ちなみ金額の加減算は一致しない (*_*)

加減算は一致しないのはいいが、このうち「税金」がやや不安。

というのも、当事務所では以下の記事にあるように、売上の仕訳を、

(借)普通預金 xx(貸)売上高 xx

(借)販売手数料 xx(貸)売上高 XX

でいいとして仕訳しているが、

https://soba-kyoshinan.com/?p=19017

なんとなく上の「税金」を上の2本めの販売手数料にオンしないと計上不足に見えなくもない。

この点を整理した備忘メモ。

 

結論

上の「税金」は無視していい。

 

理由

以下の記事が参考になる:

Amazon出品(出店)サービス(Amazon セラーセントラル) – ファイルアップロードによる売上データの取り込み方法

https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/4412789098393-Amazon%E5%87%BA%E5%93%81-%E5%87%BA%E5%BA%97-%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9-Amazon-%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AB-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%A3%B2%E4%B8%8A%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%81%AE%E5%8F%96%E3%82%8A%E8%BE%BC%E3%81%BF%E6%96%B9%E6%B3%95

(以下、一部抜粋)

 作成する取引データの例

※ 2,400円(税込)のTシャツが売れた場合

図1:Amazonセラーセントラル側の表記

Amazonセラーセントラル側の表記の項目のスクリーンショット

Amazonセラーセントラル側の表記の内容のスクリーンショット

Tシャツ売上¥2,400
  商品代金¥2,182
  商品税¥218(「その他」に計上)
Amazonポイントの費用-¥24(「その他」に計上)
Amazon手数料-¥392

したがって、Amazonセラーセントラルからの入金額は1,984円となります。

 

図2:freeeに作成される取引データ(1,984円)の明細

freeeに作成される取引データの項目のスクリーンショット

freeeに作成される取引データの内容のスクリーンショット

freeeに作成される取引データの仕訳形式プレビューのスクリーンショット

図3:税込経理の場合の仕訳例

借方貸方
勘定科目金額税区分勘定科目金額税区分
売上高24課税売上10%売上高2,182課税売上10%
支払手数料392課税仕入10%売上高218課税売上10%
Amazon(セラーセントラル)1,984対象外

※「税込経理」の設定方法については「消費税・税区分の設定を行う」をご覧ください。「税経理」の設定をしている場合には、図2の各明細にさらに10%の消費税が加算された金額が入力される(商品税218円分と重複する)ため、以下の手順8の方法で修正が必要となります。

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当事務所でのいつもの仕訳に引き直すと、24+392=416のため、

(借)普通預金 1、984 (貸)売上高 1、984

(借)販売手数料 416(貸)売上高 416

ここで、1,984+416=2,400、になるので、OK。

 

補足

特記事項なし