当事務所用)社内交際費の仕訳上の扱いは?
問題の所在
社内交際費の扱いについて、ふと不安になったため、整理した備忘メモ。
まず、社内交際費の意味は以下の通り:
・「社内100%の会食は、社内交際費として「交際費」」
ただし、以下の①②を除く ★以下の記事参照:
①全員参加のとき(金額の多寡は、多額になることはまずありえない)の福利厚生費a/c、
②少額のときの会議費a/c、
・そして、他の交際費とは別枠で、その50%は損金不算入。★大企業でも中小企業でも同じ
★下の記事では説明省略(∵取引時の知識ではなく、申告書を作成する際の知識であるため)
↓
そうすると処理は、
1)上の①全員参加のときの福利厚生費a/c → 通常、問題ない
2)上の②少額のときの会議費a/c → 通常、問題ない
3)一人当たりの金額6千円以上(注1)のときに備え、交際費(社内交際費)a/cを新設、、、としたいところだが、、、、申告調整が生じるのは、納品前の最終chで一手間増えるため避けたいが、、、、
(注1)令和4年以前はいわゆる5千円基準があっため3千円であった。とすると、令和5年以降はこれが1万円基準に改正されたため、比例計算で6千円(!?)
結論
・少なくとも工務店の顧問先様の会計帳簿上は、交際費(社内交際費)a/cを設けて、申告調整をする意味があると判断する。
★それ以外はまず不要、と判断する。
理由
こう見ていくと、少人数の会社の方が、社内交際費が生じやすい気がするから。
また、そして少人数でなくても、税務署でのデスクトップレビューを想定し、注目される業種として、工務店の顧問先様の申告書上では、交際費の別表上、社内交際費を計上することを通常としておく。
補足
社内交際費a/cの仕訳では、仕訳の摘要欄に参加者の氏名を直接入力することが追加で必要となる。
当面は、従来の作法の、「要フォローの取引はなんでも仮払金a/c → そこからzoomや質問エクセルでヒアリング」方式で行くが、
今後は、交際費(社内交際費)a/cをヒアリングする、ことをルーチンにしていく。
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